日本大百科全書(ニッポニカ) 「超銀河座標」の意味・わかりやすい解説
超銀河座標
ちょうぎんがざひょう
Supergalactic coordinates
局部超銀河団での超銀河団平面がXY座標面になるように設定された天体座標系。宇宙の大規模構造における超銀河団、グレートウォール、ボイド(空隙(くうげき))などの位置(座標)を示す場合に利用される。XY座標面はわれわれの銀河系が所属する局部超銀河団(おとめ座超銀河団)の超銀河団平面と一致させ、Y軸は局部超銀河団を向く。銀河系内での星や星雲などの位置を示す場合に使われる銀河座標系の拡大版である。銀河座標系での銀緯(ぎんい)(galactic latitude、略表記b)と銀経(ぎんけい)(galactic longitude、略表記l)という表記にあわせて、超銀河緯度(Supergalactic latitude、略表記SGB)と超銀河経度(Supergalactic longitude、略表記SGL)で表示する。
[編集部 2023年4月20日]