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銀河座標 ぎんがざひょうgalactic coordinates

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典の解説

銀河座標
ぎんがざひょう
galactic coordinates

天球座標の一つ。天の川天球上でほぼ大円をなす。天の川の平均中心を通る大円を銀河圏または銀河赤道と呼ぶ。この大円の中心を貫く垂直軸と天球の交点を銀河という。旧銀河座標では光で見た天の川で銀河圏を決め,それを主圏として銀緯を定め,銀河圏が天の赤道を南から北へ横切る点を起点として東回り銀経を定めた。現在使われている新しい銀河座標は電波観測で得られた天の川から決る銀河圏と銀河系の中心方向 (電波源いて座Aの方向) を起点にとって定められる。新銀河座標の銀河北極の位置は赤経 12時 49分,赤緯 27°24′ (1950) ,赤道昇交点は赤経 18時 49分,銀河系の中心方向 (銀経0°,銀緯0°) は赤経 17時 42分,赤緯は-28°55′である。銀河系の構造の研究には,この銀河座標が最も便利である。

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デジタル大辞泉の解説

ぎんが‐ざひょう〔‐ザヘウ〕【銀河座標】

天球座標の一。銀河系のほぼ中心、天の川を通る天球上の大円を銀河赤道とし、経度・緯度に相当する銀経・銀緯を用いて天体の位置を表す座標。銀河系の構造などを研究するのに利用。

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百科事典マイペディアの解説

銀河座標【ぎんがざひょう】

天球上の天体の位置を表す座標系の一つ。銀河系の構造などを論ずるのに便利。銀河の平均中心線(天球の大円の一つ)を銀河圏(銀河赤道とも)といい,これに対する極を銀極という。
→関連項目銀緯銀経天球

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世界大百科事典 第2版の解説

ぎんがざひょう【銀河座標 galactic coordinate】

銀河系内の天体の分布や運動を記述するために用いられる球面座標。銀経,銀緯によって天体の位置が記述される。球面座標の基準面として,中性水素ガスがもっとも強く集中する平均平面が採用されている。この平面は,銀河系内の物質分布の一つの対称面に対応し,銀河面といわれている。銀河面と天球との交線が銀河座標における赤道,すなわち銀河赤道を与える。銀河赤道は,いわゆる天の川に沿って走っている。銀河北極は銀河面に直角な方向で,かみのけ座にある。

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大辞林 第三版の解説

ぎんがざひょう【銀河座標】

天球座標の一種。銀河系の構造を研究するのに用いられる。銀河赤道を基準として銀緯・銀経の座標で表す。銀緯は銀河赤道を0度とし南北へ90度ずつ銀河北極・南極まで目盛り、南側をマイナスとする。銀経は銀河赤道上の電波源射手いて座 A (銀河系の中心方向)の方向と銀河北極を含む経線を0度として360度まで東回りに測る。 → 銀河赤道

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日本大百科全書(ニッポニカ)の解説

銀河座標
ぎんがざひょう

天球上の天体の位置を表す座標、すなわち天球座標の一種。わが銀河系内の天体の位置・運動、さらに銀河系の構造などを研究するのに便利なようにつくられた座標である。すなわち、この座標は次のように設定されている。
 銀河赤道(銀河座標の赤道で、銀緯が0度となる)なる大円(天球上、電波強度が最大となる大円)を、ほぼ天の川に沿って設け、銀河系の中心方向(いて座の1点)を銀河座標の経度(銀経という)の起点とし、はくちょう座の方向へ測る。銀河赤道から90度離れ、かみのけ座にある点を銀河座標の北極とする。銀河赤道から天体までの角、つまり緯度のように測った角が銀緯である。角の大きさは角度で表わされ、度、分、秒の単位で示される。銀経と銀緯が銀河座標となる。
 銀経の起点は銀河系中心の方向で、その赤経・赤緯はそれぞれ17時45.6分、およびマイナス28度56分(いて座)、銀河北極のそれは12時51.4分、および27度8.0分(かみのけ座)、銀河赤道と天の赤道との交点(昇交点)の赤経は18時51.4分、この交点の銀経は32度56分(わし座)、銀河赤道の天の赤道に対する傾斜は62度52分である(以上いずれも2000.0年分点)。[大脇直明]

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世界大百科事典内の銀河座標の言及

【球面天文学】より

…球面天文学は天文学の諸分野の中でもっとも早期に発達した基礎的分野であり,とくにすべての天文観測に直結している。 天球座標には観測者の地平線に固定された地平座標と,天球に固定されて天球とともに回転する赤道座標,黄道座標,銀河座標がある。黄道座標は太陽系天体の位置や運動を表すのに使われ,銀河座標は銀河系の研究に使われる。…

※「銀河座標」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

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