日本大百科全書(ニッポニカ) 「越後丘陵公園」の意味・わかりやすい解説
越後丘陵公園
えちごきゅうりょうこうえん
新潟県長岡市にある、日本海側では初めての国営公園。長岡市中心部から柏崎方面へ10キロメートルほど行った丘陵地にある。1989年(平成1)から整備が進められている。基本テーマは「天に学び、地に遊び、人と集う、越の里」。計画面積約400ヘクタールを三つのゾーンで構成する。広場を中心に、植栽迷路や多目的ホールなどの施設がある健康ゾーン約120ヘクタールのうち30ヘクタールが1998年7月に一部開園、順次整備が進められ、2003年(平成15)6月に健康ゾーンの全区域が開園した。ほかに、自然の生態を観察、学習、体験できる野生ゾーン約180ヘクタールと、北陸の自然や歴史、風土にかかわり文化活動のできる文化ゾーン約100ヘクタールが計画され、さらにその野生ゾーンと文化ゾーンをあわせて「里山フィールドミュージアム」とし、里山の自然と生活を学ぶ野外博物館と位置づけている。2009年までに「里山フィールドミュージアム」の一部、34ヘクタールが開園している。
[編集部]