踊る大紐育

デジタル大辞泉プラス 「踊る大紐育」の解説

踊る大紐育(ニューヨーク)

1949年製作のアメリカ映画原題《On the Town》。ジーン・ケリー、フランク・シナトラ主演のミュージカル。監督:ジーン・ケリー、スタンリー・ドーネン。第22回米国アカデミー賞ミュージカル映画音楽賞受賞。

出典 小学館デジタル大辞泉プラスについて 情報

世界大百科事典(旧版)内の踊る大紐育の言及

【ミュージカル映画】より

…また戦時には,ミュージカル映画は逃避主義を代表する一つの〈必需品〉となって,ジンジャー・ロジャーズ,リタ・ヘイワース,ベティ・ハットン,ベティ・グレーブル,グロリア・ジーンなどが踊りと歌で暗い庶民生活に夢をあたえ,孤独な兵士たちのホームシックを慰め,そこから,〈踊る脚線美〉でGIを熱狂させたベティ・グレーブルを筆頭に〈ピンナップ・ガール〉と呼ばれる新しいスターも誕生した。
[戦後の黄金時代から衰退へ]
 1940年代後半から50年代前半にかけては,〈MGMミュージカル〉の黄金時代で,プロデューサーのアーサー・フリードを中心に,フレッド・アステア,ジュディ・ガーランド,ジーン・ケリーGene Kelley(1912‐96),シド・チャリシー,レスリー・キャロンといったスター,ベティ・コムデン,アドルフ・グリーンのコンビの台本作者,ビンセント・ミネリVincente Minnelli(1913‐86),スタンリー・ドーネンStanley Donen(1924‐ )といった監督など,豊富な人材を契約者としてかかえ,《若草の頃》(1944),《踊る大紐育》(1949),《巴里のアメリカ人》(1951),《雨に唄えば》(1951),《バンド・ワゴン》(1953),《いつも上天気》(1955)など数々の名作を生み出した。これらの名場面はのち《ザッツ・エンタテインメント》(1974)にハイライト集の形で収録されている。…

※「踊る大紐育」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

今日のキーワード

大臣政務官

各省の長である大臣,および内閣官房長官,特命大臣を助け,特定の政策や企画に参画し,政務を処理する国家公務員法上の特別職。政務官ともいう。2001年1月の中央省庁再編により政務次官が廃止されたのに伴い,...

大臣政務官の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android