踏み哮ぶ(読み)フミタケブ

デジタル大辞泉 「踏み哮ぶ」の意味・読み・例文・類語

ふみ‐たけ・ぶ【踏み×哮ぶ】

[動バ四]力強く大地を踏みつけて叫ぶ。
伊都いつ男建をたけび―・びて待ち問ひ給ひしく」〈・上〉

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

精選版 日本国語大辞典 「踏み哮ぶ」の意味・読み・例文・類語

ふみ‐たけ・ぶ【踏哮】

  1. 〘 自動詞 バ上二段活用 〙 強く足踏みして勇猛さを示す。強く地を踏みつけて叫ぶ。
    1. [初出の実例]「沫雪如す蹶散(くゑはらら)かして、伊都二字は音を以ゐる〉の男建〈建を訓みて多祁夫と云ふ〉蹈建(みたけび)て待ち問ひたまひしく」(出典古事記(712)上)

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