蹴掛ける(読み)けかける

精選版 日本国語大辞典 「蹴掛ける」の意味・読み・例文・類語

け‐か・ける【蹴掛】

  1. 〘 他動詞 カ行下一段活用 〙
    [ 文語形 ]けか・く 〘 他動詞 カ行下二段活用 〙
  2. 蹴ることをしかける。
  3. 足で蹴って水、泥などを浴びせる。
    1. [初出の実例]「名も知ぬ田舎武士〈略〉馬ざくりの水を蹴懸(ケかけ)られて、衣深泥にまみれぬれば」(出典太平記(14C後)二九)
    2. 「蹴立てけかくる煤ぼこり」(出典:浄瑠璃・女殺油地獄(1721)下)

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

今日のキーワード

苦肉の策

敵を欺くために、自分の身や味方を苦しめてまで行うはかりごと。また、苦しまぎれに考え出した手立て。苦肉の謀はかりごと。「苦肉の策を講じる」...

苦肉の策の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android