身を失う(読み)みをうしなう

精選版 日本国語大辞典 「身を失う」の意味・読み・例文・類語

み【身】 を 失(うしな)

  1. 死ぬ。自殺する。
    1. [初出の実例]「身をうしなひてばやなど、泣き入り給ひし、折々の有様」(出典:源氏物語(1001‐14頃)蜻蛉)
  2. み(身)を捨てる
    1. [初出の実例]「於堺路次不叶之由有難説、仍定雄は従堺又出京、掃部は身を失て参候由申之」(出典:政基公旅引付‐文亀元年(1501)九月一一日)
  3. 身をもちくずす。
    1. [初出の実例]「当道に長ずれば、たちまち身をうしなふとしらする処は、勧善懲悪の心ばへならずや」(出典:評判記・色道大鏡(1678)凡例)

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

今日のキーワード

プラチナキャリア

年齢を問わず、多様なキャリア形成で活躍する働き方。企業には専門人材の育成支援やリスキリング(学び直し)の機会提供、女性活躍推進や従業員と役員の接点拡大などが求められる。人材の確保につながり、従業員を...

プラチナキャリアの用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android