軟式飛行船(読み)なんしきひこうせん

精選版 日本国語大辞典 「軟式飛行船」の意味・読み・例文・類語

なんしき‐ひこうせん‥ヒカウセン【軟式飛行船】

  1. 〘 名詞 〙 飛行船一つ気嚢(きのう)部分骨組を用いず、ゴム引布などで作り、折り畳みできる飛行船。

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

世界大百科事典(旧版)内の軟式飛行船の言及

【飛行船】より

…その後ガス袋に安い天然ゴム張りの木綿の布が用いられるようになって機体の大型化が進み,また小型・軽量の内燃機関の発達によって速度が増し,さらにバロネットの採用と水平舵および方向舵の改良とで操縦性が向上した。バロネットというのは,ガス袋の中に入れられた空気入りの小気囊で,低高度では空気を入れてガス袋内の圧力を保持し,高度が上がり対外気ガス圧が高まるとともに空気を排出して,柔らかい外皮で作られたガス袋そのものを船体とする軟式飛行船の形体を保持する役目をする。またバロネットを船体の前後に分けて設け,両者の空気量を調節して機体のつりあいを保つのにも使われる。…

※「軟式飛行船」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

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