軟骨腫(読み)なんこつしゅ(その他表記)chondroma

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「軟骨腫」の意味・わかりやすい解説

軟骨腫
なんこつしゅ
chondroma

成熟した硝子様軟骨組織より成る良性腫瘍。骨髄内より発生する内軟骨腫と,骨皮質に接し,骨外に発生する骨軟骨腫がある。単発性と多発性がある。手足の指の骨に発生することが多い。多発性の場合,体の片側の上下肢に多発性内軟骨腫のあるものをオリエール病,全身に多発性の内軟骨腫と血管腫を合併するものをマフチ症候群という。治療は,単発例では掻爬後骨移植を行う。多発例では悪性化に注意する必要がある。

出典 ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典について 情報

「歓喜の歌」の合唱で知られ、聴力をほぼ失ったベートーベンが晩年に完成させた最後の交響曲。第4楽章にある合唱は人生の苦悩と喜び、全人類の兄弟愛をたたえたシラーの詩が基で欧州連合(EU)の歌にも指定され...

ベートーベンの「第九」の用語解説を読む