精選版 日本国語大辞典 「転び入る」の意味・読み・例文・類語
ころび‐い・る【転入】
- 〘 自動詞 ラ行四段活用 〙 ころぶようにして中にはいる。ころびながらはいる。
- [初出の実例]「互におとらぬ大力なれば、うへになり、したになり、ころびあふ程に、川岸に淵のありけるにころびいりて」(出典:平家物語(13C前)八)
まろび‐い・る【転入】
- 〘 自動詞 ラ行四段活用 〙 ころがってはいる。また、ころがるようにしてはいる。ころげこむ。まろびこむ。
- [初出の実例]「この水の音けはひをきくに、われもまろびいりぬべく」(出典:源氏物語(1001‐14頃)蜻蛉)