載書(読み)さいしよ

普及版 字通 「載書」の読み・字形・画数・意味

【載書】さいしよ

盟誓の書。〔孟子、告子下〕丘の會に、侯、束牲載書するも、血を歃(すす)らず。

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出典 平凡社「普及版 字通」普及版 字通について 情報

世界大百科事典(旧版)内の載書の言及

【会盟】より

…とくに春秋戦国時代の諸侯国の間でさかんに行われた。その儀礼は,各国の代表者は所定の場所に会合すると,犠牲の牛を殺して耳を切り,その血をすすって互いの約束の条項を神に告げて誓い,それを書類(載書という)にして犠牲の血とともに地に埋めるのである。周の東遷以後になると東周王朝の勢力は急速に弱まり,蛮夷の侵入を防いだり,諸侯を統制して封建的秩序を維持する力はなかった。…

【侯馬盟書】より

…中国,1965年から66年にかけて山西省侯馬市東郊の東周時代の祭祀関係遺跡で発見された盟書。盟書とは誓盟の内容を書いたもので載書ともいう。侯馬の盟書は石片,玉片の上に毛筆で朱書されており,盟書5000余点のうち文字の識別できるものは656点である。…

※「載書」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

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