輪回(読み)わまわし

精選版 日本国語大辞典 「輪回」の意味・読み・例文・類語

わ‐まわし‥まはし【輪回】

  1. 〘 名詞 〙 先端が二またに分かれた棒の先に、竹や鉄などで作った輪を当て、輪が倒れないように地上をころがして進ませる遊び。近世ごろから、桶(おけ)・樽(たる)などの古い箍(たが)をころがして行なわれた。
    1. 輪回〈東京風俗志〉
      輪回〈東京風俗志〉
    2. [初出の実例]「おさなあすびと名をつけて、まづ木杭(きぐひ)かくしかくれんぼ〈略〉やんまつり、輪廻し」(出典歌謡・粋の懐(1862)五・一三・桜見よとてかへうた)

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

今日のキーワード

仕事納

〘 名詞 〙 年の暮れに、その年の仕事を終えること。また、その日。《 季語・冬 》[初出の実例]「けふは大晦日(つごもり)一年中の仕事納(オサ)め」(出典:浄瑠璃・新版歌祭文(お染久松)(1780)油...

仕事納の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android