辰の市(読み)タツノイチ

デジタル大辞泉 「辰の市」の意味・読み・例文・類語

たつ‐の‐いち【×辰の市】

古代、大和国添上郡(現在の奈良市内)に、辰の日ごとに定期的に立った市。
「無き名のみ―とはさわげどもいさまだ人をうるよしもなし」〈拾遺・恋二〉

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精選版 日本国語大辞典 「辰の市」の意味・読み・例文・類語

たつ【辰】 の 市(いち)

  1. 昔、辰の日ごとに大和国添上郡(奈良県北部)に定期的に立った市。
    1. [初出の実例]「市は、たつのいち、さとの市、つば市」(出典:枕草子(10C終)一四)

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