辺つ櫂(読み)ヘツカイ

デジタル大辞泉 「辺つ櫂」の意味・読み・例文・類語

へ‐つ‐かい【辺つ×櫂】

《「つ」は「の」の意の格助詞岸辺をこぐ櫂。
「―いたくなはねそ」〈・一五三〉

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

精選版 日本国語大辞典 「辺つ櫂」の意味・読み・例文・類語

へつ【辺つ】 櫂(かい)

  1. 岸辺をこぐ舟の櫂。⇔沖つ櫂
    1. [初出の実例]「沖つ櫂 いたくな撥ねそ 辺津加伊(へつカイ) いたくな撥ねそ」(出典万葉集(8C後)二・一五三)

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

今日のキーワード

仕事納

〘 名詞 〙 年の暮れに、その年の仕事を終えること。また、その日。《 季語・冬 》[初出の実例]「けふは大晦日(つごもり)一年中の仕事納(オサ)め」(出典:浄瑠璃・新版歌祭文(お染久松)(1780)油...

仕事納の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android