迎鼓(読み)げいこ

普及版 字通 「迎鼓」の読み・字形・画数・意味

【迎鼓】げいこ

夫余祭天の礼。〔後漢書東夷、夫余伝〕臘を以て天を祀る。大いに會すること日、飮す。名づけて鼓と曰ふ。

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出典 平凡社「普及版 字通」普及版 字通について 情報

世界大百科事典(旧版)内の迎鼓の言及

【東盟】より

…国中大会,名を東盟と曰う〉とあり,収穫時の祭天の儀礼を東盟とよんだらしい。夫余の迎鼓,東濊(とうわい)の舞天なども同じく収穫後に歌舞飲食を楽しんだものという。また別に高句麗の伝説上の始祖の東明王を東明とよぶ場合もある。…

【夫余】より

…広開土王碑文にも東夫余討伐が記されている。夫余族の習俗については前記の東夷列伝に詳しく記されているが,官名に家畜の名称を使用する習慣があり,また新春には迎鼓(あるいは迎年)という祭天の行事を催すなどシャマニズムの傾向がうかがわれ,高句麗の東盟と同様のものと思われる。彼らの建国説話は高句麗,百済のそれとすこぶる近似しており,魏志夫余伝巻末には〈魏略〉所収の東明王伝説(朱蒙)を付記している。…

※「迎鼓」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

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