迷神(読み)まよわかしがみ

精選版 日本国語大辞典 「迷神」の意味・読み・例文・類語

まよわかし‐がみまよはかし‥【迷神】

  1. 〘 名詞 〙まよわしがみ(迷神)
    1. [初出の実例]「まよはかし神のつきて、いてくるを知らで、かうしてけるなめりとおもひて」(出典:宇治拾遺物語(1221頃)一三)

まよい‐がみまよひ‥【迷神】

  1. 〘 名詞 〙まよわしがみ(迷神)
    1. [初出の実例]「此辺にはまよひ神有なる辺ぞかしと」(出典:宇治拾遺物語(1221頃)一三)

まよわし‐がみまよはし‥【迷神】

  1. 〘 名詞 〙 人を迷わせるという神。まよわかしがみ。まよいがみ。まどわしがみ。
    1. [初出の実例]「今ぞまよはし神の、はなれたらむ心ちしける」(出典:歌意考(1764))

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

「歓喜の歌」の合唱で知られ、聴力をほぼ失ったベートーベンが晩年に完成させた最後の交響曲。第4楽章にある合唱は人生の苦悩と喜び、全人類の兄弟愛をたたえたシラーの詩が基で欧州連合(EU)の歌にも指定され...

ベートーベンの「第九」の用語解説を読む