デジタル大辞泉
「追い遣る」の意味・読み・例文・類語
おい‐や・る〔おひ‐〕【追い▽遣る】
[動ラ五(四)]
1 追ってその場から去らせる。追い払う。「犬を―・る」「疑念を頭から―・る」
2 無理やりある状態におちいらせる。「閑職に―・る」「苦境に―・る」
出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例
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おい‐や・るおひ‥【追遣】
- 〘 他動詞 ラ行五(四) 〙
- ① 追ってその場にいなくなるようにする。追い払う。また、せきたてて別の場所へ行かせる。
- [初出の実例]「さかしらする親ありて、思ひもぞつくとて、この女をほかへをひやらんとす」(出典:伊勢物語(10C前)四〇)
- 「いそぐ事あるをりにきてなが事するまら人。〈略〉のちになど言ひてもおひやりつべけれども」(出典:能因本枕(10C終)二五)
- ② 望んでいない場所や状態に身を置くほかないようにさせる。
- [初出の実例]「なぜ娘の心を死のうとまで追いやったか、蕗には解らなかった」(出典:湯葉(1960)〈芝木好子〉)
出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例
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