追日(読み)ついじつ

精選版 日本国語大辞典 「追日」の意味・読み・例文・類語

つい‐じつ【追日】

  1. 〘 名詞 〙
  2. ( 「列子‐湯問」に「夸父不力、欲日影、逐之於隅谷之際、渇欲飲、赴飲河渭、河渭不足、将走北飲大沢、未至、道渇而死」と見える夸父の故事から ) 日を追いかけること。転じて、自分の力を量らないで不可能なことをすること。
  3. ( 副詞的に用いる ) 日を追ってそうなるさま。日ましに。日一日。
    1. [初出の実例]「尊書忝奉存候、御当御備、追日如思食之段、乍恐重目出存候」(出典:上杉家文書‐天正八年(1580)六月五日・栗村範通書状)

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

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