逃所(読み)にげど

精選版 日本国語大辞典 「逃所」の意味・読み・例文・類語

にげ‐ど【逃所】

〘名〙 逃げみち。逃げ場。逃げどころ。
真景累ケ淵(1869頃)〈三遊亭円朝〉六八「逆に押へて拳(こぶし)を振上げられた時には、どうにもかうにも遁途(ニゲド)がありませぬ」

にげ‐どころ【逃所】

〘名〙 (「にげところ」とも) 逃げる場所。逃げ隠れるのにつごうのよい場所。逃げ場。にげど。
曾我物語(南北朝頃)九「余りににげ所無くして、小柴垣を破りて、高這にして逃げにける」

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報

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