逆従谷(読み)ぎゃくじゅうこく

日本大百科全書(ニッポニカ) 「逆従谷」の意味・わかりやすい解説

逆従谷
ぎゃくじゅうこく

地表面の一般的な傾斜方向と逆の方向に流れる川、すなわち逆従河川によってつくられる谷。ドーム状の山地やケスタ地形の表層を構成する地層侵食を受けて、一般的な最大傾斜方向とは反対方向の斜面が露出した場合に、その斜面上を開析してできる。必従谷に比べて斜面の長さも短く、逆従河川の長さも短い

[髙山茂美]

出典 小学館 日本大百科全書(ニッポニカ)日本大百科全書(ニッポニカ)について 情報 | 凡例

今日のキーワード

ドクターイエロー

《〈和〉doctor+yellow》新幹線の区間を走行しながら線路状態などを点検する車両。監視カメラやレーザー式センサーを備え、時速250キロ以上で走行することができる。名称は、車体が黄色(イエロー)...

ドクターイエローの用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android