デジタル大辞泉
「短い」の意味・読み・例文・類語
出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例
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みじか・い【短】
- 〘 形容詞口語形活用 〙
[ 文語形 ]みじか・し 〘 形容詞ク活用 〙 - ① 空間的に連続している線状的なものについて、一方の端から他方の端までの隔たりが、相対的に小さいさま。
- [初出の実例]「海松の引干のみじかくちぎりたるを結ひあつめて」(出典:蜻蛉日記(974頃)上)
- 「みじかくてありぬべきもの、とみのもの縫ふ糸。下衆女の髪」(出典:枕草子(10C終)二三四)
- ② 空間的に上の方までひろがりのないさま。低い。また、背が低い。
- [初出の実例]「このこやくしといひける人は、たけなむいとみじかかりける」(出典:大和物語(947‐957頃)一三八)
- ③ 転じて、身分、位などが上位でないさま。高貴でないさま。
- [初出の実例]「高き者を下くあらしめ下(ミシカキ)者を高くあらしむること能はず」(出典:大智度論天安二年点(858))
- ④ 時間について、ある時点から連続している他の時点までの隔たりが、相対的に小さいさま。久しくないさま。
- [初出の実例]「我妹子に恋ふるに我はたまきはる美自可伎(ミジカキ)命も惜しけくもなし」(出典:万葉集(8C後)一五・三七四四)
- ⑤ 比喩的に、心や気質や性質についていう。
- (イ) 思慮、性格などに欠けるところのあるさま。鈍いさま。劣っているさま。浅薄なさま。
- [初出の実例]「玉の緒の みじかき心 おもひあへず〈紀貫之〉」(出典:古今和歌集(905‐914)雑体・一〇〇二)
- 「又呉王も智浅くして、はかり事みじかし」(出典:曾我物語(南北朝頃)五)
- (ロ) 長続きしないさま。変わりやすいさま。薄情なさま。
- [初出の実例]「長からぬ命のほどに忘るるはいかにみじかき心なるらん」(出典:伊勢物語(10C前)一一三)
- ⑥ ( 「気が短い」の意で ) 短気なさま。せっかちなさま。
- [初出の実例]「キノ mijicai(ミジカイ) ヒト」(出典:日葡辞書(1603‐04))
短いの語誌
②の用法は、中古に低いという意を表わす形容詞がほかになかったことによる。したがって、タカシと対義的に用いられている例も見られる。中世から、「ひきし」が使われるようになって、「みじかし」を低い意味で使うことはなくなった。
短いの派生語
みじか‐げ- 〘 形容動詞ナリ活用 〙
短いの派生語
みじか‐さ- 〘 名詞 〙
みじっか・い【短】
- 〘 形容詞口語形活用 〙 「みじかい(短)」の変化した語。
- [初出の実例]「みじっかく牛戸をよんてせなあ来る」(出典:雑俳・柳多留‐一八(1783))
出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例
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