デジタル大辞泉
「逆打ち」の意味・読み・例文・類語
出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例
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逆打ち
空海(弘法大師)にゆかりのある四国の寺88カ所を巡礼する「お遍路(へんろ)」において、反時計回りに巡ること。お遍路では、各寺院に詣でることを「打つ」といい、空海の足跡の通り時計回りに巡る「順打ち」が基本とされている。逆打ちについては、平安時代の商人・衛門三郎が空海に会うため20回、順打ちで辿ったが会えず、閏年(うるうどし)で丙申(ひのえさる)の年に逆に巡り21回目にしてようやく会えたという伝説がある。このため、閏年に逆打ちで巡ると3倍の功徳(くどく)があるといわれており、閏年の巡礼者数は通常の数倍になるとされる。2016年は閏年かつ60年に1度の丙申の年に当たっている。
出典 朝日新聞出版知恵蔵miniについて 情報
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