ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「逆輸入マーケット」の意味・わかりやすい解説 逆輸入マーケットぎゃくゆにゅうマーケットreimport market 日本のメーカーが海外で生産した製品を日本に輸入して販売する市場。家電,玩具,AV製品など多くの業種で行われているが,特に自動車では,日米自動車摩擦問題を契機に 1980年代中頃からホンダ,マツダなどの逆輸入車の生産がふえている。外国仕様の日本製品ということで,珍しさ,ステイタスなどが売物で,価格が相対的に安くなる利点もある。また,円高によって,輸出用として国内で生産し輸出された製品を再輸入し,国内市場で売られることも逆輸入といい,中進国・途上国からの逆輸入製品は国内製より価格が安い。フィルム,カメラなどがこの例で,大手ディスカウント・ショップなどがその販売力を背景に行なっている。 出典 ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典について 情報 Sponserd by