逆釣る(読み)サカヅル

デジタル大辞泉 「逆釣る」の意味・読み・例文・類語

さか‐づ・る【逆釣る】

[動ラ五(四)]怒ったりして、目尻が上がる。
忿怒ふんぬの面火玉の如くし―・ったる目を一段開き」〈露伴五重塔

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精選版 日本国語大辞典 「逆釣る」の意味・読み・例文・類語

さか‐づ・る【逆釣】

  1. 〘 自動詞 ラ行四段活用 〙 (怒りなどのため)目じりが、つりあがる。
    1. [初出の実例]「めもとさかつりたれ共、ちといり目にてわるし」(出典:評判記・吉原呼子鳥(1668)にしほ)
    2. 「逆釣(サカヅ)ったる目を一段視開き」(出典:五重塔(1891‐92)〈幸田露伴二五)

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