連々(読み)れんれん

精選版 日本国語大辞典 「連々」の意味・読み・例文・類語

れん‐れん【連連・聯聯】

  1. 〘 形容動詞ナリ活用ナリ・タリ 〙
  2. 引き続いて絶えることのないさま。しきりにするさま。副詞的にも用いられる。
    1. [初出の実例]「花飄聯聯、燐燐爛爛、震震填填」(出典:三教指帰(797頃)下)
    2. 「高氏卿を討ばやと、連(レン)々に思召立けれ共」(出典太平記(14C後)一二)
    3. [その他の文献]〔詩経‐大雅・皇矣〕
  3. つらなるさま。
    1. [初出の実例]「谷に下てたづぬれば大石連連たり」(出典:日蓮遺文‐新尼御前御返事(1275))

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

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