あそば・せる【遊】
- 〘 他動詞 サ行下一段活用 〙
[ 文語形 ]あそば・す 〘 他動詞 サ行下二段活用 〙 - ① 金や道具などを使わないでおく。
- [初出の実例]「町人百姓の身分では千両積んであっても百両以上の金を遊ばせて置かうやうは無い」(出典:椀久物語(1899)〈幸田露伴〉六)
- ② (心などを)楽しませる。
- [初出の実例]「音は重吉の耳にも懐かしかった。それを聴きながら、自由自在の連想に心を遊ばせてゐた」(出典:泥人形(1911)〈正宗白鳥〉一)
出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例
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