過ぎ越す(読み)すぎこす

精選版 日本国語大辞典 「過ぎ越す」の意味・読み・例文・類語

すぎ‐こ・す【過越】

  1. 〘 自動詞 サ行五(四) 〙
  2. (ある場所を)通り過ぎて来る。通過する。
    1. [初出の実例]「北国の山々を過こし〈略〉坂田といふ所にはじめてつきぬ」(出典:浮世草子・好色一代男(1682)三)
  3. (ある時を)経過して来る。
    1. [初出の実例]「夢のやうに過ぎこした昔へ心を引戻して」(出典:浮雲(1887‐89)〈二葉亭四迷〉三)

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

今日のキーワード

苦肉の策

敵を欺くために、自分の身や味方を苦しめてまで行うはかりごと。また、苦しまぎれに考え出した手立て。苦肉の謀はかりごと。「苦肉の策を講じる」...

苦肉の策の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android