過来(読み)すぎく

精選版 日本国語大辞典 「過来」の意味・読み・例文・類語

すぎ‐・く【過来】

  1. 〘 自動詞 カ行変 〙
  2. (ある場所を)通過して来る。
    1. [初出の実例]「すぎきつる山々にも劣らず」(出典:更級日記(1059頃))
  3. (ある時を)経過して来る。
    1. [初出の実例]「すぎきにしほどをばすてて今年より千代は数へむ住吉の松」(出典:能宣集(984‐991))

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

「歓喜の歌」の合唱で知られ、聴力をほぼ失ったベートーベンが晩年に完成させた最後の交響曲。第4楽章にある合唱は人生の苦悩と喜び、全人類の兄弟愛をたたえたシラーの詩が基で欧州連合(EU)の歌にも指定され...

ベートーベンの「第九」の用語解説を読む