過来(読み)すぎく

精選版 日本国語大辞典 「過来」の意味・読み・例文・類語

すぎ‐・く【過来】

  1. 〘 自動詞 カ行変 〙
  2. (ある場所を)通過して来る。
    1. [初出の実例]「すぎきつる山々にも劣らず」(出典:更級日記(1059頃))
  3. (ある時を)経過して来る。
    1. [初出の実例]「すぎきにしほどをばすてて今年より千代は数へむ住吉の松」(出典:能宣集(984‐991))

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

今日のキーワード

苦肉の策

敵を欺くために、自分の身や味方を苦しめてまで行うはかりごと。また、苦しまぎれに考え出した手立て。苦肉の謀はかりごと。「苦肉の策を講じる」...

苦肉の策の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android