道祖町(読み)さえのちよう

日本歴史地名大系 「道祖町」の解説

道祖町
さえのちよう

[現在地名]山口市道祖どうそ町の大部分円政寺えんせいじ町・石観音いしがんのん町の各一部

石州街道沿いに発達した山口町町家の東部分にあり、東は石観音町、西は円政寺町

町名は町に道祖神があったからで、「注進案」には「道祖神 御殿前六尺入七尺 瓦葺 祭神猿田彦大神 祭日九月廿八日」と記し、鎮座年歴不分明としている。永禄八年(一五六五)二月一九日付の臼杵平左衛門家文書(「閥閲録」所収)に「其方相抱屋敷弐ケ所山口道祖本町同円政寺町絵図在之事、如前々聊無相違可令知行事肝要候」という毛利元就の篠原四郎左衛門種秀宛安堵状があり、当時道祖本町とよばれ、篠原氏の屋敷があったことが知れる。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

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