道祖神祭(読み)さえのかみまつり

精選版 日本国語大辞典 「道祖神祭」の意味・読み・例文・類語

さえのかみ‐まつりさへのかみ‥【道祖神祭】

  1. 〘 名詞 〙 主として小正月道祖神をまつる行事。現在では子ども中心になって火祭をすることが多く、たきぎのほか餠や銭をもらい歩いたりする。さいのかみまつり。

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

世界大百科事典(旧版)内の道祖神祭の言及

【左義長】より

…トンドもホッケンギョウも,左義長のはやしことばに由来する。東日本では道祖神祭になり,サイトウ,サイトヤキなどとサイト系統の語で呼ぶ。室町時代の宮中の左義長も同じ行事で,1月15日に青竹を束ねて立て,書初めや扇を付けて焼いた。…

【性器崇拝】より

…この時期は,農作業が開始される以前に,予祝の意味で呪的儀礼が行われる。境の神である道祖神祭はおもに子供組によって行われ,小正月の火祭(左義長)として定着しているが,農耕祭の一環にも位置づけられている。それは道祖神の神体が性器だからである。…

※「道祖神祭」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

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