遠つ人(読み)とおつひと

精選版 日本国語大辞典 「遠つ人」の意味・読み・例文・類語

とおつ【遠つ】 人(ひと)

遠方にいる人。〔日葡辞書(1603‐04)〕

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報

デジタル大辞泉 「遠つ人」の意味・読み・例文・類語

とお‐つ‐ひと〔とほ‐〕【遠つ人】

[枕]
遠くにいる人を待つ意から、「松」「松浦まつら(=地名)」にかかる。
「―松の下道したぢゆ」〈・三三二四〉
かりは遠くから来るので、「雁」「猟路かりぢ(=地名)」にかかる。
「―雁が来鳴かむ」〈・三九四七〉

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

今日のキーワード

青天の霹靂

《陸游「九月四日鶏未鳴起作」から。晴れ渡った空に突然起こる雷の意》急に起きる変動・大事件。また、突然うけた衝撃。[補説]「晴天の霹靂」と書くのは誤り。[類語]突発的・発作的・反射的・突然・ひょっこり・...

青天の霹靂の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android