遠笠山(読み)とおがさやま

日本大百科全書(ニッポニカ) 「遠笠山」の意味・わかりやすい解説

遠笠山
とおがさやま

静岡県、伊豆半島中東部にある山。伊豆市と賀茂(かも)郡東伊豆町との境界に位置する。標高1197メートル。更新世(洪積世)に活動した天城火山(あまぎかざん)の側火山の一つで、玄武岩質安山岩からなる成層火山山名はその形に由来する。周辺の広い緩斜面は天城高原の一部で、ゴルフ場、別荘地などがある。遠笠山道路が伊豆スカイラインの鹿路庭(ろくろば)峠から分岐して標高1000メートルを超える天城高原まで通じている。

[北川光雄]

出典 小学館 日本大百科全書(ニッポニカ)日本大百科全書(ニッポニカ)について 情報 | 凡例

中国のゴビ砂漠などの砂がジェット気流に乗って日本へ飛来したとみられる黄色の砂。西日本に多く,九州西岸では年間 10日ぐらい,東岸では2日ぐらい降る。大陸砂漠の砂嵐の盛んな春に多いが,まれに冬にも起る。...

黄砂の用語解説を読む