遠近人(読み)オチコチビト

デジタル大辞泉 「遠近人」の意味・読み・例文・類語

おちこち‐びと〔をちこち‐〕【近人】

あちこちの人。
信濃しなのなる浅間たけに立つけぶり―の見やはとがめぬ」〈伊勢・八〉

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

関連語 信濃 名詞 実例

精選版 日本国語大辞典 「遠近人」の意味・読み・例文・類語

おちこち‐びとをちこち‥【遠近人】

  1. 〘 名詞 〙
  2. あちらこちらの人。そこここの人。遠方、または近くの人。また、無関係な人。
    1. [初出の実例]「信濃なる浅間の嶽(たけ)にたつ煙をちこち人の見やはとがめぬ」(出典伊勢物語(10C前)八)
  3. もみじの園芸品種。〔広益地錦抄(1719)〕

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

貨幣 (名目) 賃金額を消費者物価指数でデフレートしたもので,基準時に比較した賃金の購買力を計測するために用いられる。こうしたとらえ方は,名目賃金の上昇が物価の上昇によって実質的には減価させられている...

実質賃金の用語解説を読む