デジタル大辞泉
「浅間」の意味・読み・例文・類語
出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例
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あさま【浅間】
- [ 1 ] 「あさまやま(浅間山)」の略。
- [初出の実例]「いつとなくおもひに燃ゆる我身哉あさまのけぶりしめる世もなく」(出典:山家集(12C後)中)
- [ 2 ] 〘 名詞 〙 「あさまもの(浅間物)」の略。
- [初出の実例]「浅間をかたる門(かど)づけに砂がふり」(出典:雑俳・柳多留‐八三(1825))
せんげん【浅間】
- 浅間神社。また、浅間神社の祭神。
- [初出の実例]「それ協はずは浅間(センゲン)も御照覧候へ、重忠自害仕り候べし」(出典:寛永版曾我物語(南北朝頃)三)
出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例
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浅間[温泉] (あさま)
長野県松本市郊外にある温泉。温泉地南東の桜ヶ丘古墳から金銅製の王冠が出土したことから,このあたりは古代から開発が進み,《日本書紀》に見える束間温湯(つかまのゆ)は,浅間温泉または山辺の湯(入山辺温泉)を指したものといわれている。また近世までは犬飼(甘)の湯とも呼ばれ,歌枕ともなった。江戸時代には松本藩主の湯治場としてその保護下におかれたため,一般的な温泉地としては明治以降,松本市とともに発展した。単純泉,50℃。近くの美ヶ原高原や,上高地,黒四ダムなどの観光基地として利用されている。松明(たいまつ)祭(10月3日夜)は,五穀豊穣,無病息災を祈る民俗行事として有名。また美鈴湖(人造湖)のスケートリンクは国際競技にも使われている。近くに新浅間温泉がある。
執筆者:市川 健夫
出典 株式会社平凡社「改訂新版 世界大百科事典」改訂新版 世界大百科事典について 情報
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浅間[温泉]【あさま】
長野県松本市の温泉。松本市街北郊の美ヶ原西麓にわき,単純泉。46〜53℃。685年にみえる東間温湯(つかまのゆ)にあたるとされ,江戸時代には湯宿があった。北アルプスと松本盆地の展望が雄大で,登山,スキー,美鈴湖のスケート基地。松本駅からバスが通じる。
→関連項目松本[市]
出典 株式会社平凡社百科事典マイペディアについて 情報
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浅間
(通称)
あさま
歌舞伎・浄瑠璃の外題。- 元の外題
- けいせい浅間岳 など
- 初演
- 元禄11.1(京・早雲長太夫座)
出典 日外アソシエーツ「歌舞伎・浄瑠璃外題よみかた辞典」歌舞伎・浄瑠璃外題よみかた辞典について 情報
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世界大百科事典(旧版)内の浅間の言及
【其俤浅間嶽】より
…[富本](とみもと)の曲名。略称《浅間》。1779年(安永8)3月,江戸市村座で2世[瀬川菊之丞]回忌追善として初演。…
※「浅間」について言及している用語解説の一部を掲載しています。
出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」
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