長野県松本市郊外にある温泉。温泉地南東の桜ヶ丘古墳から金銅製の王冠が出土したことから,このあたりは古代から開発が進み,《日本書紀》に見える束間温湯(つかまのゆ)は,浅間温泉または山辺の湯(入山辺温泉)を指したものといわれている。また近世までは犬飼(甘)の湯とも呼ばれ,歌枕ともなった。江戸時代には松本藩主の湯治場としてその保護下におかれたため,一般的な温泉地としては明治以降,松本市とともに発展した。単純泉,50℃。近くの美ヶ原高原や,上高地,黒四ダムなどの観光基地として利用されている。松明(たいまつ)祭(10月3日夜)は,五穀豊穣,無病息災を祈る民俗行事として有名。また美鈴湖(人造湖)のスケートリンクは国際競技にも使われている。近くに新浅間温泉がある。
執筆者:市川 健夫
出典 株式会社平凡社「改訂新版 世界大百科事典」改訂新版 世界大百科事典について 情報
出典 株式会社平凡社百科事典マイペディアについて 情報
出典 日外アソシエーツ「歌舞伎・浄瑠璃外題よみかた辞典」歌舞伎・浄瑠璃外題よみかた辞典について 情報
※「浅間」について言及している用語解説の一部を掲載しています。
出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」
年齢を問わず、多様なキャリア形成で活躍する働き方。企業には専門人材の育成支援やリスキリング(学び直し)の機会提供、女性活躍推進や従業員と役員の接点拡大などが求められる。人材の確保につながり、従業員を...
10/29 小学館の図鑑NEO[新版]動物を追加
10/22 デジタル大辞泉を更新
10/22 デジタル大辞泉プラスを更新
10/1 共同通信ニュース用語解説を追加
9/20 日本大百科全書(ニッポニカ)を更新