適合度順出力(読み)てきごうどじゅんしゅつりょく(その他表記)ranked output

図書館情報学用語辞典 第5版 「適合度順出力」の解説

適合度順出力

情報検索システムにおいて,検索質問に対する適合度をシステムに自動的に判定させ,その順序に従って検索結果を出力させる手法.適合度の算出には,検索語の出現頻度,出現位置,共出現関係などのデータが用いられ,代表的な算出方法としては,tf・idf法,ベクトル空間モデルを用いた手法,ウェブページのリンク関係を用いた手法などがある.インターネット検索エンジンで適合度順出力が採用されているため,一般的に広く普及した.検索結果が多量に出力される場合には,すべての結果の内容を確認することが困難であるため,こうした手法は有効であるが,システムの出力順序とユーザーの考える適合度順とが異なることが多く,それがこの手法の大きな問題点といえる.

出典 図書館情報学用語辞典 第4版図書館情報学用語辞典 第5版について 情報

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