ベクトル空間モデル(読み)べくとるくうかんもでる(その他表記)vector space model

図書館情報学用語辞典 第5版 「ベクトル空間モデル」の解説

ベクトル空間モデル

文献と検索質問をそれらに含まれる語の重みを用いてベクトル空間中で表現し,両ベクトルの類似度により文献の適合度を表現する検索モデル.語の出現頻度情報を利用した統計的な検索モデルの代表例であり,ソルトンを中心とするグループによって1960年代から開発・整備が進められてきた.類似度は両ベクトルが成す角度余弦によって計算され,この値に基づいて文献を適合度順に出力する.語の重み付けにはtf・idfが利用される.

出典 図書館情報学用語辞典 第4版図書館情報学用語辞典 第5版について 情報

今日のキーワード

苦肉の策

敵を欺くために、自分の身や味方を苦しめてまで行うはかりごと。また、苦しまぎれに考え出した手立て。苦肉の謀はかりごと。「苦肉の策を講じる」...

苦肉の策の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android