適温経済(読み)てきおんけいざい(その他表記)Goldilocks Economy

知恵蔵mini 「適温経済」の解説

適温経済

インフレを起こすほど過熱しすぎず、不況に陥るほど冷え込みすぎてもいない、緩やかな成長を維持した適度な景気状況のこと。同様に、景気回復や金融緩和政策などによって程良い状態に保たれた相場は「適温相場」と呼ばれる。英国童話「3びきのくま」に登場する、熊の家に迷い込んで適温のスープにありついた少女ゴルディロックスにちなんだ造語で、1992年に米国エコノミストが初めて用いたとされる。90年代中頃から2000年代初頭までの米国経済を表す言葉とされてきたが、近年では世界経済をたとえる際にも使われている。

(2018-1-23)

出典 朝日新聞出版知恵蔵miniについて 情報

敵を欺くために、自分の身や味方を苦しめてまで行うはかりごと。また、苦しまぎれに考え出した手立て。苦肉の謀はかりごと。「苦肉の策を講じる」...

苦肉の策の用語解説を読む