出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報
出典 株式会社平凡社世界大百科事典 第2版について 情報
…このようにして〈哲学でも,政治でも,また詩や芸術でも,真に傑出した人物はみなメランコリアである〉という公理が成立し,天才性とメランコリーとの関係は当時の思想家や芸術家のあいだで広く受け入れられていく。こうした考えが人口に膾炙(かいしや)するにつれてメランコリーの概念がますます広まっていったのは当然で,そのため,精神医学が近代医学の一分野として整備される19世紀に入ると,しだいにメランコリーの語は医書から姿を消し,かわって〈デプレッションdepression〉という用語が登場するようになる。しかし,メランコリーは医学の分野でこそ影がうすくなったものの,近代人の〈暗く物憂い気分〉をあらわすのにぴったりの言葉として欧米の日常語のなかに定着し,むしろ〈黒胆汁病〉としての古い由来はすっかり忘れられてしまっている。…
…国際カルテルにおいても,主として価格,生産数量,販路について協定がなされるが,特許等のライセンスや技術提携に付随して行われることが多い。
[成立・存続の条件]
カルテルは〈不況の子〉といわれるように,不況期にしばしば結成される。不況期には,需要の停滞による超過供給から価格の低落が生ずる。…
※「不況」について言及している用語解説の一部を掲載しています。
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半夏ともいう。七十二候の一つで,本来は夏至後 10日目から小暑の前日までをいったが,現行暦では太陽の黄経が 100°に達する日 (7月1日か2日) を半夏生とし,雑節の一つとして記載している。この頃半...