普及版 字通 「遶」の読み・字形・画数・意味
遶
16画
[字訓] めぐる・かこむ
[字形] 形声
声符は堯(尭)(ぎよう)。堯に繞・饒(じよう)の声がある。堯は土器を焼くとき、窯内に土器を積みあげてゆく形。これに火を加えて焼成する。遶は高くめぐらし囲むことをいう。また繞と通用する。
[訓義]
1. めぐる、めぐらす、かこむ。
2. 繞と通用する。
[古辞書の訓]
〔名義抄〕遶 メグル・カクム 〔立〕遶 メグル・タル・カクム・カコム
[語系]
遶・繞njiは同声。〔説文〕に遶の字は未収。おそらくもと繞の字を用いていたのであろう。
[熟語]
遶囲▶・遶▶・遶身▶・遶束▶・遶梁▶・遶弄▶・遶彎▶
[下接語]
巡遶・翠遶・叢遶・盤遶・歩遶・遼遶
出典 平凡社「普及版 字通」普及版 字通について 情報