遺念(読み)いねん

精選版 日本国語大辞典 「遺念」の意味・読み・例文・類語

い‐ねんヰ‥【遺念】

  1. 〘 名詞 〙
  2. 未練に思う心。思いをあとに残すこと。また、その思い。残念。遺憾。
    1. [初出の実例]「朝に道を聞いて其夕に死しても、絲毫(がう)の遺(ヰ)念なし」(出典駿台雑話(1732)三)
  3. かたみ。遺物
  4. 沖縄で、亡霊をいう。

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

今日のキーワード

仕事納

〘 名詞 〙 年の暮れに、その年の仕事を終えること。また、その日。《 季語・冬 》[初出の実例]「けふは大晦日(つごもり)一年中の仕事納(オサ)め」(出典:浄瑠璃・新版歌祭文(お染久松)(1780)油...

仕事納の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android