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遺物 いぶつ remain

翻訳|remain

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ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典の解説

遺物
いぶつ
remain

人間が生活して残した痕跡のうち,持運びが可能なものをいう。遺跡に持込まれた遺物のなかで,人間が加工したことが明らかなものを人工遺物といい,人間の活動や行為にかかわるが,加工の跡が確認できないものを自然遺物という。

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出典|ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典
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デジタル大辞泉の解説

い‐ぶつ〔ヰ‐〕【遺物】

遺跡から出土・発見された、過去の文化を示す物品。考古学では、遺跡のうち、生活のための道具・器具や武器・装身具など動産的要素をさす。
今に残る昔のもの。また、時代遅れのもの。「前世紀の遺物
死後に残したもの。遺品。形見。ゆいもつ。「故人の遺物を整理する」
落とし物。忘れ物。遺失物

ゆい‐もつ【遺物】

いぶつ(遺物)

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百科事典マイペディアの解説

遺物【いぶつ】

一般に人類の残した過去の物質をさすが,考古学では遺構に対して,形体が小さくて位置が容易に変更され得るもの,位置を変更移動しても存在価値がほとんど変わらぬものをさす。

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世界大百科事典 第2版の解説

いぶつ【遺物】

過去の人間活動の所産で,動産的性格を有し,現在では本来の機能をはたしていないものをいう。遺物は通常地下に埋没しており,発掘によって遺跡から検出されるものが多い。しかし,地上で伝世されたものもある。正倉院宝物は伝世された奈良時代の重要な遺物の一群である。遺物は多く人間が自然物を加工し,あるいはそれを素材にして製作したものだが,食物残滓や運搬交易等によって遠くからもたらされた動植物や鉱物など,人間活動の所産であっても,人間による加工品・製作品とはいいがたい自然の産物も含まれる。

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大辞林 第三版の解説

いぶつ【遺物】

過去の人類の残した物。考古学では、石器・土器・骨角器・青銅器・人骨など持ち運べる物をいい、遺跡や遺構と区別する。 「前世紀の-」
形見。また、教祖や聖人の遺骸や遺品。キリスト教では聖遺物せいいぶつと呼ぶ。ゆいもつ。
落とし物。遺失物。

ゆいもつ【遺物】

死者ののこした物。遺品。 〔日葡〕

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日本大百科全書(ニッポニカ)の解説

遺物
いぶつ

過去の人間の残した物的資料、または人間の活動を表す物的資料であって、その存在している場所を移しても、本来のそれ自体の価値を失わないものを遺物とよぶ。したがって、古墳の石室や窯跡(かまあと)などのような移築が可能なものでも、動かすことによって著しくその価値を損なうものは遺物とはいえない。遺物は、石器、土器、木器、金属器など材質による分類と、飲食器、武器、祭器、農工具など用途による分類、あるいは容器、利器などその機能による分類が行われている。また遺物には、直接人間の手になるものだけでなく、当時の環境を知る手だてとなる植物・動物遺体、および人間の排泄(はいせつ)物、そして人間の遺骸(いがい)自体もこれに含まれる。[植山 茂]

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世界大百科事典内の遺物の言及

【遺跡】より

…現在,日本では26万4000ヵ所の遺跡が保護の対象として登録されているが,そのうちほぼ半分近くが地上に顕在している遺跡である。 遺跡は不動産的性格をもつ遺構と動産的な遺物から構成されている。また,遺構と遺物が一定の空間的関係を維持している状況を遺跡とする考えもある。…

【考古学】より

…考古学のもう一つの萌芽はヨーロッパ先史時代の研究である。1820年ころ,C.J.トムセンはコペンハーゲンの国立博物館の収集品を,石器時代,青銅器時代,鉄器時代という三時期区分法によって分類展示し,混沌としていた先史遺物の理解に初めて一つの秩序を与えた。これ以後,先史考古学は自然科学から多くのヒントを得ながら自己の方法を形成してゆく。…

【文化財】より

… これらと性質を異にする文化財に埋蔵文化財がある。文化財の性質による種類ではなく,埋蔵文化財とは,地下,水底,海底(領海内に限る)その他,土地の上下を問わず人目に触れない状態において所在している遺跡,さらにそこから発掘によって出土した遺物の両様の意味に用いる。遺跡のうち,全国で国および地方の台帳に登録されたものを〈周知の遺跡〉と呼び,遺跡分布図,地名表などが公刊されて周知徹底が図られている。…

【埋蔵文化財】より

…それには,河川,湖沼,海などの水中にあるもの,あるいは地表面に露呈しているものも含まれる。1950年に施行された文化財保護法にみえる概念で,考古学でいう遺構と遺物をほぼ指しているとみてよい。その所在地は埋蔵文化財包蔵地と呼ばれ,おおよそ考古学の遺跡に相当する。…

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