避敢えず(読み)さりあえず

精選版 日本国語大辞典 「避敢えず」の意味・読み・例文・類語

さり【避】 敢(あ)えず

  1. (あまり多くて)避けることができない。よけることができない。
    1. [初出の実例]「梓弓春の山辺をこえくれば道もさりあへず花ぞちりける〈紀貫之〉」(出典:古今和歌集(905‐914)春下・一一五)
    2. 「洛陽九重馬車さりあへず、上下群をなして見物の者雲霞の如し」(出典:金刀比羅本保元(1220頃か)下)

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

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