邪見の角(読み)ジャケンノツノ

デジタル大辞泉 「邪見の角」の意味・読み・例文・類語

じゃけん‐の‐つの【邪見の角】

無慈悲で気性がかどだっていることを角にたとえた語。
「可愛い子を殺さば、―も折れうかと」〈浄・栬狩剣本地

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精選版 日本国語大辞典 「邪見の角」の意味・読み・例文・類語

じゃけん【邪見】 の 角(つの)

  1. 邪見で気性のかどだっていることを角にたとえていう語。
    1. [初出の実例]「いとしひかはいひ子を殺さば、邪見の角も折れふかと」(出典:浄瑠璃・栬狩剣本地(1714)三)

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