気性(読み)キショウ

デジタル大辞泉 「気性」の意味・読み・例文・類語

き‐しょう〔‐シヤウ〕【気性】

[名]生まれつきの性質気質。きだて。気象。「気性が激しい」「さっぱりとした気性
[形動]性質がしっかりしているさま。気が強いさま。
「―な奴だ、心配いたすな」〈円朝怪談牡丹灯籠
[類語]気質性向性情性格気象気立て気前心ばえ心柄じょう性質キャラクターたちしょう性分しょうぶん人柄心根こころね心性しんせい品性資性資質個性人格パーソナリティー本性本能天性気心気風人となり人間性気質かたぎ肌合い家風精神・メンタル・心的内的精神的内面的観念的心理的知能心理精神力メンタリティースピリチュアルこころ知情意心神内心心情心魂内面マインドハートスピリットエスプリ精魂気迫神気気概気力意力意志神経気構え気持ち理念思想さが

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精選版 日本国語大辞典 「気性」の意味・読み・例文・類語

き‐しょう‥シャウ【気性】

  1. 〘 名詞 〙
  2. 生まれつきの性質。先天的な性情。気質。気だて。→きしょう(気象)
    1. [初出の実例]「物に打驚かぬ気性なれば、何者なるぞと答へければ」(出典:随筆・異本洞房語園(1720)下)
    2. 「旦那様は故あって御浪人遊ばしても、お固い御気性だから」(出典:塩原多助一代記(1885)〈三遊亭円朝〉一)
    3. [その他の文献]〔孔子家語‐五帝徳〕
  3. ( 形動 ) 性質がしっかりしていること。気風がよいさま。また、気が強いさま。→きしょう(気象)
    1. [初出の実例]「むかしは京にて扇子やのおり手なりしが、いかにしても気性な所ありとて、武蔵へつき出しの太夫也」(出典:俳諧・花見車(1702)三)

気性の語誌

( 1 )「気象」の中から、使用度の高い気質の意味が「気性」と書かれることが多くなって別語の意識をもつようになったもの。江戸時代中期(一八世紀)頃から使用例が見られるが、大正時代頃まで「気象」と併用されていた。
( 2 )明治時代初期に英語 meteorology の訳語として「気象学」が採用され、「気象」は次第に天候の状態の意に限定されるようになったことが、いっそう「気性」の使用を進めたと考えられる。

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普及版 字通 「気性」の読み・字形・画数・意味

【気性】きしよう

きだて。

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