都びる(読み)ミヤコビル

デジタル大辞泉 「都びる」の意味・読み・例文・類語

みやこ・びる【都びる】

[動バ上一][文]みやこ・ぶ[バ上二]都らしくなる。都のものらしい感じになる。
「女はここらには余り多く見掛けぬ―・びた扮装つくりである」〈魯庵社会百面相

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

関連語 文語形 実例 初出

精選版 日本国語大辞典 「都びる」の意味・読み・例文・類語

みやこ‐・びる【都びる】

  1. 〘 自動詞 バ上一 〙
    [ 文語形 ]みやこ・ぶ 〘 自動詞 バ上二段活用 〙 ( 「びる」は接尾語 ) 都らしい様子になる。都のものらしいさまになる。
    1. [初出の実例]「昔こそ難波ゐなかといはれけめいま京引き都備(みやこビ)にけり」(出典万葉集(8C後)三・三一二)

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

今日のキーワード

苦肉の策

敵を欺くために、自分の身や味方を苦しめてまで行うはかりごと。また、苦しまぎれに考え出した手立て。苦肉の謀はかりごと。「苦肉の策を講じる」...

苦肉の策の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android