酒令(読み)しゆれい

普及版 字通 「酒令」の読み・字形・画数・意味

【酒令】しゆれい

酒席の遊戯規定。〔南史、王規伝〕にして口辯り。~湘東王繹(えき)、時に丹陽の尹(ゐん)爲(た)り。士と宴集するに、規に屬(しょく)して酒令を爲(つく)らしむ。規、從容(しようよう)として曰く、江左以來、未だ(こ)の擧らずと。

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出典 平凡社「普及版 字通」普及版 字通について 情報

世界大百科事典(旧版)内の酒令の言及

【賽】より

…16面に1~16までの数字を記し,他の2面に〈酒来〉〈自飲〉〈驕〉などの字を配する。酒宴で酒を飲む順序を指名する酒令という遊びに使ったもので,河北省満城2号漢墓からは,銅製の賽と客に配ったカードらしい宮中行楽銭という銭形の遊具がともに出土している。【町田 章】
[賽の目]
 古代エジプト,アッシリア,モヘンジョ・ダロで発掘されたものは1の裏が2,3の裏が4,5の裏が6になっていて,イラク出土の賽は1の裏が6,2の裏が3,4の裏が5になっている。…

【小令】より

…中国の歌辞文芸すなわち宋代に流行したおよび元代に流行した散曲において,短編の小曲およびその歌辞をいう。令は酒令(宴席のゲーム)の意とする説が有力で,唐代において酒令として短編の歌辞を競作したのが〈小令〉の源らしい。宋代になって詞は韻文文学としても鑑賞されるようになるが,長編を慢詞,短編(60字くらいまで)を小令と呼んだ。…

※「酒令」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

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