家庭医学館 「酒様皮膚炎」の解説
しゅさようひふえん【酒様皮膚炎 Rosacea-like Dermatitis】
湿疹(しっしん)などの治療のために長期間、副腎皮質(ふくじんひしつ)ホルモン剤軟膏(ざいなんこう)を使っているとおこります。口や鼻唇溝(びしんこう)のまわり、あご、頬(ほお)の毛細血管(もうさいけっかん)が拡張し、皮膚が真っ赤になって腫(は)れ、にきびのような丘疹(きゅうしん)ができ、皮片(ひへん)がふけ状にはがれ落ちるため、口囲皮膚炎(こういひふえん)とも呼びます。かゆみ、ほてり、つっぱり、ヒリヒリ感もあります。
[治療]
副腎皮質ホルモン薬を含む軟膏の使用を中止します。急激に中止すると、湿疹などの病気が再発しますから皮膚科を受診しましょう。