日本歴史地名大系 「酒波村」の解説 酒波村さなみむら 滋賀県:高島郡今津町酒波村[現在地名]今津町酒波桂(かつら)村の北西にあたり、その北西に酒波谷が続く。かつてはささはの里といったのが、のちに佐並に転訛したといわれる。かつては東方深清水(ふかしみず)村との間に枝郷三ッ股(みっまた)村があったという。長禄三年(一四五九)三月一二日の旦那売券(熊野那智大社文書)によれば「佐波之中善寺引旦那一円」が一〇年間の期限付で華蔵坊に五貫文で売渡されている。年月日未詳の高島郡北後一条半済分注文(朽木文書)にサカハとある。天正一一年(一五八三)八月の杉原家次知行目録(浅野家文書)に酒波とあり、高二五五石余。 出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報 Sponserd by