最新 地学事典 「酸性溶脱」の解説
さんせいようだつ
酸性溶脱
acid leaching
天然では,強酸性の熱水や蒸気が岩石と反応し,岩石中の可溶性鉱物が溶脱する現象。空隙の多いシリカ鉱物に富む酸性溶脱岩石を形成し,シリカ原料として採掘されることもある。火山噴気孔周辺,高度粘土変質帯中心部や蒸気加熱変質帯に形成される。残留チタン酸化物を含む。抽出冶金では,鉱石を硫酸や塩酸で処理し,有用元素を可溶性塩に変換し回収するプロセスを指す。ウランや銅鉱石からの酸浸出は広く行われている。
執筆者:渡辺 寧
参照項目:高度粘土変質
出典 平凡社「最新 地学事典」最新 地学事典について 情報

