釈形村(読み)しやかたむら

日本歴史地名大系 「釈形村」の解説

釈形村
しやかたむら

[現在地名]黒木町笠原かさはら

椿原つばはら村の東に位置し、矢部やべ川支流の笠原川が西流する。寛文四年(一六六四)の有馬頼利領知目録(寛文朱印留)に釈形村とみえる。本高三二石余(元禄国絵図)。「在方諸覚書」に掛持椿原村惣右衛門とあり、古高五五石・役高五七石。享和二年(一八〇二)の春免高帳に高五七石とあり、文化四年(一八〇七)の畝付帳では本田一町余・開田一町六反余・畑田七反余・畑三町一反余・居屋敷二反余。「山方小物成方格帳」に小物成現物として起炭六俵余・鍛冶炭七俵余・山芋三本・干蕨一連余・灯松五束・火縄一八曲など、山中運上紙は長高紙一五束・中詰紙四二束余。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

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